※諸事情により1週抜けています。
岡村 どうも岡村靖幸です。
小出 どうもBase Ball Bear小出祐介です。
岡村 はい~。
小出 あの~、この間の放送で、岡村さんが家にあるとおっしゃってた、噂のエイリアンの卵型の噴水。あれ写真見してもらったじゃないですか。
岡村 送りましたねえ。
小出 もう想像以上にエイリアンの卵でしたね。
岡村 そうですね。
小出 石の。
岡村 まああれ、どうするかね、発表するかね。あなたのターンと一緒にね。
小出 いやあの写真自体は、大変、あの、面白い写真でしたよ。
2人 (笑)
小出 で、僕も、その岡村さんに、「そうか……」*1
岡村 あ、そういえばあなた棚を送ってきてないじゃん!
小出 そうそう、と思ったんで、撮ろうって思ってたタイミングで、ちょうどちょっと前に注文してた……フィギュアとかって大体半年ぐらい前に注文したやつが届くんです。あの、洋服と同じです。
岡村 なるほどなるほど、時間かかんのね。
小出 そうです。大体半年くらいで届くんですけど。で、半年前に頼んだやつが、結構多めに頼んでたんでしょうね。すごいでっかいダンボールで届いて。
岡村 え~~。
小出 あれ俺何買ったっけかなと思って開けてみたら、エイリアンのフィギュアでした。(笑)
岡村 え~~~。大きさは?
小出 大きさは、あの1個1個はそんなに大きくないんですけど、2つのシリーズを2個ずつ買ってたんで。だから合計、家に今4体のエイリアンのフィギュアが。新しいの届きましたんで、それを岡村さんにまず送りますね。
岡村 分かりました。
小出 ただまだね、棚に入れられてなくて。
岡村 ふっふっふっふ(笑)
小出 場所なくて(笑)
岡村 分かりました。はい、それまず楽しみに。
小出 お願いします。
岡村 は~い~。
小出 じゃあ今日も早速岡村さんのナンバーから行きたいと思います。
岡村 じゃあ行きましょうか。岡村靖幸で、大貫さんのカバーですね。『都会』。
小出 はい。岡村さんもうツアー中盤ですか。
岡村 はい、そうですね。
小出 ですね~。
岡村 はい。
小出 僕も無事ツアー*2終わりまして。
岡村 どうでしたか。
小出 いや~~~、ね、やっぱメンバー1人抜けたんで。*3
岡村 うんうんうん。ちょっと……あれでしょ?今までとない環境でツアーやってみたわけですから。色んな思いはあったでしょ?
小出 アンコールで、3人だけで演奏するんですよ。そこまではフルカワユタカさんっていう元DOPING PANDAのね。フルカワさんがサポートギター弾いてるんですけど、アンコールはまあとりあえず3人でやろうっつって。要は今までほら、ツインギターだったんで。で、2人分やんなきゃいけないじゃないですか。ってなるとギターの解釈が、なんかやっぱ全然変わるなと思いまして。
岡村 まあそうでしょうね。
小出 今までは自分がバッキング*4弾いててリードがいるっていう考え方だったのが、それが1個になるんで。なんかちょっともう1回勉強し直さなきゃダメだな~と思って。で、今制作入ってるんですけど、めっちゃ勉強しました。
岡村 そうでしょ。大変でしょうね。
小出 大変です。すごいもう、練習みたいな感じで曲作ってるっていう感じです(笑)
岡村 その、Base Ball Bearってほらほら、学生の頃から。高校生の頃からずっとこう、やってきた人達っていうか。だからずっと長いわけですよね?その友人っていうか、知人としても長いし、去年出会ったとかちょこっと前に出会ったんじゃなくて、もうずっと一緒にやってきた気持ちがあるわけじゃないですか。その思いがあるから、やっぱあれでしょ?特別な思いがあるんでしょ?多分、3人でやることに。
小出 ん~、ですね~。
岡村 その、ポンポンポンポン人入れようよじゃなくて。
小出 いや~ですね~。特にやっぱ4人で、というのがずっと強かったので、元々。
岡村 言ってたもんね。4人だけで出す音にこだわってるっていう。
小出 そうですね。だからまあ改めて3人になって。で、まあ色々上に乗ってくるのも、今後はね。この間も散々言ってると思いますけど。アリなんですけど、でもその前にもう3人のアンサンブルがまず、「あ、これだな」ってのが見えないと、上に乗っけてもしょうがないなっていうのがあって。なんかその土台固めに、今なんかちょっと四苦八苦してる感じですね。
岡村 なるほど。
小出 っていうような私の近況です。
岡村 了解しました。
小出 岡村さんもツアー引き続き頑張ってください。
岡村 頑張りますゥーーーーーーーーーーーーーーーー。*5
小出 さあ。え~じゃあ、早速今日の気分の。
岡村 はい。
小出 1曲。
岡村 はい。
小出 岡村さんから。
岡村 これ俺どういう気分なんだろう?わかんないけど「アゲていこうぜ」っていうことで選曲しました(笑)アゲていこうぜぃ↑
小出 (笑)はい。
岡村 ということで行ってみましょうか。
小出 はい。
岡村 ボズ・スキャッグスで『Georgia』でした。どうですか?
小出 「アゲていこうぜ」って感じしましたね。
岡村 そうですね。
2人 (笑)
岡村 ポップでね。
小出 ザ・ポップですね。
岡村 ザ・ポップです。
小出 ザ・ポップですね。
岡村 ザ・ポップです。
小出 はい。え~じゃあ僕の1曲行きましょうか。ちょっと色んな角度から、今日の1曲選ぼうと。今後のためにも。と思いまして、あの新譜を色々チェックしてみるっていう。
岡村 いいね~~~。
小出 流れで、今日僕掛けるのは西野カナさんなんですよね。『あなたの好きなところ』っていう曲なんですけど。
岡村 元々好きなの?西野カナさんのこと。
小出 僕実は、西野カナさんすごい有名になるのってあの『会いたくて震える』とかあの頃じゃないですか。僕ね、ファーストの、ミニアルバム?シングルなのかな?*6
岡村 はい。
小出 すごい好きだったんですよ。
岡村 へ~~~。
小出 それが、あの本当に最近の路線ではもう全くなくて、なんかこう、ちょっとマニアックなポップスだなっていう印象で。
岡村 へ~~~。
小出 すごい好きだったんですけど、それが気づいたら『会いたくて震える』でドカーンっていう感じの。まあポップアイコンみたいになられてますけど。最近西野カナさんって、もうそこがいよいよ極まってきたと言いますか、書く曲書く曲もう全部歌詞もすげえ完成度いいしっていう感じなんですけど。今回のこの『あなたの好きなところ』も、まあもう本当に、最近の西野カナさんの手法のですね、突き詰めていった先にある先だと思うんですけど、僕はあの、「なんでもない日常から見つけ出す、なんかちょっとした心理」みたいな。で、それをあんまりストーリーを描きすぎず、こうディテールを羅列することによって描くっていう。僕これ技法として、『ディテール大喜利』って言ってるんですけど(笑)
岡村 (笑)
小出 どれだけ細かいディテール書けるか。で、ストーリーは説明しないんだけど、でもそのディテールの繋ぎ合わせによって、想像力で、こっちが勝手にストーリーを補完するっていう手法。
岡村 なるほどなるほど。
小出 っていう風に僕は勝手に思ってるんですけど、この曲もうまさにそれで、「細かいなあ!」と。JITTERIN'JINNの『プレゼント』*7って曲あるじゃないですか。
岡村 はいはいありますね。色んなプレゼント出てくるやつ。
小出 あれもすごいディテール多いんですけど、あれはあまりにも間がないんですよ。なんだけど、ちゃんとディテールとディテールの間も、なんとなくこう繋ぎがちゃんとあるっていうようなのが、最近の西野カナさんの歌詞かなと思って。
岡村 へ~~面白そうですね。へ~~~
小出 ちょっとまあ、まず聴いていただいてもらっていいですか。
岡村 はい。
小出 それじゃあ聴いてください、西野カナさんで『あなたの好きなところ』。
小出 はい、西野カナさんで『あなたの好きなところ』でした。これあの~、本当に、
岡村 はい。
小出 この曲で結構語ること多くて。
岡村 はい。
小出 散々ディテールを並べて、サビでは「やっぱりあなたが好き」みたいな。
岡村 言ってますね。「そんなあなたが好きで」、みたいな。
小出 感じなんですよ。でもそれって僕すごい女の子的だと思うんです。この発想自体が。男って、もう何かと理詰めしたくなるじゃないですか。
岡村 はいはいはい。
小出 飲み会もそうでしょ。
岡村 はいはいはい。
小出 熱い討論交わして、で、答え出なかった。よしじゃあもう一軒!とかってもう一軒行きますよね。
岡村 はいはいはい。
小出 だからなんかゴール目指して理屈詰めていくんですよ。だけど女子会ってそうじゃなくて、「ほら私この間さ、こういうことあってさ」、「わかる~」つって。で、「そういえば私さあ~」とかってどんどんリレーしていくんですよ。で、男から見ると全然会話になってないんだけど、だけど女の子たちはその時のことを、「めっちゃ語ったよねあの日」とかって言ってめっちゃ覚えてるとか。
岡村 ディテールの羅列でいいんですね?
小出 意外と。
岡村 へ~~~~。
小出 で、女の子は理屈じゃなくて、理詰めじゃなくて、想像力で楽しむ人たちだと思ってて。
岡村 あ~~~。
小出 だから、まあどんどん話膨らみますけど、BLが流行ったりとかするのって、僕結構そこに、源。源泉があるんじゃないかなと思ってて。だからなんか男はあんまり、キャラクターを膨らますっていうよりかは、こう理屈で。
岡村 うん。
小出 アンサーが欲しいっていう感じなんですよね、考え方としては。だからすごく女の子的な歌詞だなと思ったし、
岡村 なるほど~~~。
小出 だけど男もグッとくる、作詞的な上手さがあるんですよ、この歌詞。
岡村 あるよねえ。
小出 で、2番でこういうフレーズがあるんですけど。「あなたでよかった。だって面白いもん」。すごいフレーズじゃないですか?
岡村 そうですね。
小出 これ男書けないですよ、この歌詞。
岡村 あ~~~、なるほど。そうですね、書けないですね。
小出 そう。「だって面白いもん」みたいなのって、男は思いつかないけど、でもこれ女の子からしたらもう立派なアンサーじゃないですか。この視点をブッ刺してくる西野カナさん、俺「ほんとすげえ!」と思ってて。
岡村 (笑)なるほど、確かに。
小出 で、かつ曲も、すごい海外のトレンドっぽいことをやってるんですけど、でも逆に言えば、日本でちゃんとカントリーやってるんですよね。
岡村 うん。
小出 が、ちゃんとこう日本語のポップスとして成り立ってるっていうのも、実はすごいことだと思うんですよね。
岡村 なるほどなるほど。
小出 洋楽の真似っこじゃなくて、トレンド知りつつ、
岡村 昇華されてて。
小出 そうそう。昇華されてて、っていう意味で僕、ほんと西野カナさんすげーと思ってます。
岡村 なるほど。
小出 こんなに語ることあるかっていう。
岡村 (笑)
小出 すいません。
岡村 いーえ!
小出 今日はもう熱く話を……
岡村 勉強になりました。
小出 (笑)いえいえ。
岡村 毎回こういうのでお願いします。
小出 はい、わかりました(笑)
岡村 進歩できるわ俺。
小出 (笑)いやでも、これ作詞の視点が、そこにある性別が男性か女性かっていうので、すごい面白くなるんですよ。
岡村 絶対そうでしょうね。
小出 僕も岡村さんも、めっちゃ男子じゃないですか。
岡村 うんうん、そうですね。
小出 もうなんだったら童貞、心に童貞住んでるんですけど、
岡村 そうですね。
小出 秋本康さんとかもそうなんですよね。めっちゃ童貞なんですよ、歌詞が。だけどつんく♂さんって、なんか処女なんですよね。
岡村 え~~~。
小出 なんか小学生とか中学生の女の子のマインドが宿ってるというか。
岡村 え~~~。
小出 だから僕つんく♂さんすごいって思うんですけどね。
岡村 へ~~、聴いてみます。
小出 (PREMIUM ONEの紹介、メッセージ待ってますという流れ)もう僕ら待ち望んでますから。
岡村 結構今深いこと言ったけど、それの反応とかも欲しいし。
小出 まあそうですね。でもこれは、ほとんど同業者の方に向けた……
岡村 そっか。わかりました。
小出 話だったりしますけどね。
岡村 うぃす。
小出 うぃすって(笑)
岡村 (笑)
小出 はい。じゃあ続いてはお題選曲。
岡村 はい。
小出 いきたいと思います。今回のお題は『寝る前におすすめの1曲』でございます。
岡村 は~~~~。難しいよねえ。
小出 ね~~。寝る前音楽聴かれますか?
岡村 あんま聴かないですね。
小出 僕もね、聴かないんですよね。
岡村 大体だからその、ラジオを聞いたりして寝てますけど。
小出 あ、ほんとですか。
岡村 うんうん。ちょっと人の声で寝たいんですよね。
小出 あ~そうですか。寂しがり屋さんですね。
岡村 寂しがり屋さん&ちょっとそういうのが欲しい。真っ暗で、無音で寝たい?
小出 あ、僕そうですね。
岡村 え~~。
小出 真っ暗じゃないですか?
岡村 そうですね、ツアー中は特に真っ暗です。
小出 ツアー中は特に真っ暗?
岡村 はい。
小出 普段は?違うんですか?
岡村 普段は……暗いですけど、まあ薄明かりがちょっと。
小出 欲しい派ですか。
岡村 はい。
小出 あ~僕もう逆に、
岡村 まっくラー?
小出 (笑)まっくラーです。
岡村 (笑)まっくラーね。
小出 窓の外からの明かりもちょっと気になっちゃうぐらい。
岡村 あ~~。
小出 だからもう真っ暗の方が。安心しますね。
岡村 あ~~~。神経質だね。
小出 じゃあ岡村さんは寂しがりやで、僕は神経質ってことで。
岡村 ちょっと待って?ということは、今回のお題こういうことだけど、ベーシックには、あなただから寝る前になんか聴いたりしないってことね。
小出 基本は。でも岡村さんも音楽は聴かないってことですもんね。
岡村 聴かないっす。
小出 やっぱスイッチ入っちゃいません?
岡村 はい。聴かないっす。
小出 音楽聴くと。で、なんですけど……
岡村 でも聴いてた頃もあった。
小出 あ~そうです、僕もそうです。
岡村 20代くらいの頃。
小出 僕も、聴いてた頃もあった!っていう感じの選曲です。
岡村 (笑)ロマンチストな頃もあった。
小出 (笑)じゃあ岡村さんの選曲を教えていただけますか。
岡村 これはちょっとムーディーな感じだと思いますけど、ジョニ・ミッチェルで『グッドバイ・ポーク・パイ・ハット』。
岡村 ジョニ・ミッチェルで『グッドバイ・ポーク・パイ・ハット』でした。
小出 はい。
岡村 どうですか?
小出 死ぬほどムーディーでしたよ。
岡村 ね。ムーディー。
小出 死ぬほどムーディーすぎて曲聴いてる間ずーっと喋ってましたね。
岡村 (笑)アーバンなね。
小出 アーバン。
岡村 アーバンな。
小出 アーバンな気持ちでずっと喋ってましたね。
岡村 これね、寝れそうですよ。
岡村 あの、峰不二子がいそうベッドに。
小出 あ~~~なるほど。
岡村 ね。
小出 あの、シルクのシーツと、
岡村 うんうん、そうそうそうそう、峰不二子がいそう。
小出 布団というか、上に掛けるやつ。あの峰不二子がいそうなあのベッドあるじゃないですか、シルクのシーツで、上に掛けるやつもシルクでみたいな。あれ風邪ひかないんですかね。
岡村 峰不二子体温高いんじゃないの?
小出 (笑)
岡村 体温高そう。
小出 僕あれ見る度、あの外国映画もそうじゃないですか。この人たち風邪ひかないのかな?って。
岡村 007のね、ボンドガールたちもいつもああいうとこにいますけどね。
小出 ですよねー。絶対風邪ひかないんでしょうね。
岡村 しないんでしょうねー。なんか体感が高いんじゃないですか?やっぱ体の温度が。
小出 布団どうですか?岡村さん。何布団ですか。
岡村 普通の。
小出 ふつーの掛け布団。
岡村 普通の掛け布団です。あ~~~ごめん。あれですあれです。あの……普通、もちろん普通の掛け布団ですけど、羽毛?
小出 羽毛のね。
岡村 羽毛の、ちょっとすごい。
小出 ですよね。夏場はね、まあタオルケットとかかもしれないですけど、冬場は少なくてもそうですよね。あの人たち、冬でも……それ……シルクじゃないですか?
岡村 うんなんかね、それで思い出したけど、俺子供の頃イギリスにいたんですよ。
小出 すごい話し出しましたね……
岡村 子供の頃、まだ3歳4歳だったんですよね。その、何もわかんないから、友達の家とか朝5時6時に行っちゃうんですよ。
小出 ほお(笑)
岡村 ワー!とか言って。ほんと分かってないから。行っていいとか行っちゃいけないとか。で、その友達の家へ行っちゃって中入ったりすると、やっぱあの格好でしたね。シーツ1枚。お父さんお母さんが。
小出 へ~、季節関係なく?じゃああんなにあったかい格好して寝るのって日本人だけなんですかね?
岡村 あの~だから、体の胸毛がブン!ってあったりとか、
小出 (笑)
岡村 その、なんか違うのかもしれませんね、体の体温が。
小出 あ~~。
岡村 わかんないですけど。
小出 岡村さんこれは、もしかすると盲信通信で調べた方がいいかもしれないですね。
岡村 そうですね(笑)盲信通信ね!スタートしましょうよ早く。
小出 これですね。これも調べたいですね。
岡村 あ~~~、じゃあこのシーツの件。
小出 シーツの件。
岡村 あ~いいですね。
小出 なんで日本人は、あんなにしっかり掛けて寝るのに、外国の人は、
岡村 ほんとだよね。
小出 シルクのやつで寝ちゃうのか。
岡村 ほんとだよね。
小出 風邪ひかねえのか問題。
岡村 ほんとだよね。
小出 はい。
岡村 ちょっとあの……布団屋さんに連絡して。
2人 (笑)
小出 でも確かに布団屋さんに聞いたら早いですね。
岡村 それか、もうちょっと大学の先生みたいな。文化人類学みたいな。
小出 あ~なるほど。大学で、日本人が布団かけて、
岡村 国によっての違いみたいな。
小出 外国の方が、シルクのあれで寝るのはなぜかっていうのを専門で研究してる方に聞いてみると。
岡村 そうですそうです。
小出 聞いてみましょうぜひ。
岡村 はい。
小出 お、ネタできた。
岡村 できた。
小出 ありがとうございます。じゃああの僕の寝る前におすすめの1曲。え~と、菅野よう子さんと手嶌葵さんの『Because』という曲なんですけど。
岡村 はい。
小出 これもね、2分半ぐらいで終わっちゃう短~い曲なんですけど。
岡村 ふ~~~ん。
小出 もうピアノのアルペジオのコードのループ?と、あともうシンプルなメロディ。と、手嶌さんの声とで、2周半ぐらいでもう、すぐ寝てると思います。
岡村 え~~~~。
小出 そんくらい延々聴けるやつなんです。
岡村 え~~~。
小出 僕実際これで延々聴いて寝てました。
岡村 え~~~。
小出 そしたらiTunesの再生回数が、これだけダントツで。すぐ終わるから(笑)
岡村 (笑)
小出 2000回ぐらい回ってた時代ありましたね。
岡村 へ~~~。
小出 じゃあ聞いていただきましょうか。菅野よう子さんと手嶌葵さんで、『Because』。
小出 はい。ね、もう何人か寝ましたね。
岡村 うん。気持ち良かったですね。
小出 菅野よう子さんと手嶌葵さんで『Because』でした。
岡村 はい。
小出 手嶌さん最近ね、あの月9の主題歌*8がヒットして。
岡村 へ~。
小出 で、なんかすごい街でもまた色々歌聴くようになったんですけど。
岡村 へ~。
小出 僕ずっと結構追ってて。ずっと聴いてたんですよ手嶌さんの曲。『光』*9っていう曲がめっちゃ好きなんですね。で、何年か前に、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」って。
岡村 はいはいありますね。
小出 みんな大好き「ザ・ノンフィクション」。の、「アイドルすかんぴん」っていうですね、地下アイドルを追った回があって。
岡村 あ~見たかもな俺。
小出 で、そのエンディングでその『光』って曲掛かるんですけど、
岡村 へ~~。
小出 それがしかもね、地下アイドルで、地下アイドルの中の総選挙みたいなのに漏れて……とか、苦労して握手会やるけどあんまり人来なくて……みたいな、だけどアイドルに憧れてるから頑張る、みたいな形のを見た後に、最後に、その『光』がかかる。で、その『光』の歌詞が「交差する 交差する 光と影 その先に何がある」って歌詞で、やばいなあと思って。
岡村 なるほど。
小出 「アイドルすかんぴん」見た後に、「光と影 その先に 何がある」って、うわ~~って気持ちになったっていう。(笑)
岡村 (笑)いいですね。
小出 しかもね、この素晴らしい声で。
岡村 声で。
小出 っていう。すごいいい曲たくさんあるんで、手嶌葵さん。
岡村 へ~。聴いてみます。
小出 掘ってみてください。じゃあ続いてのお題。
岡村 はい。
小出 いきたいと思います。
岡村 はい。
小出 『ギターのリフがかっこいい1曲』。
岡村 これもね~~~~、難しいですよ。あのまあ、ベタで行くのか、ちょっとひと捻り行くのかによって全く違ってきますしね。
小出 いやそうなんですよ。もうぶっちゃけ、最終的には『スモーク・オン・ザ・ウォーター』*10だろうっていう。
岡村 そういうことですよね。
小出 そういう感じになるなと思ってたんですけど。だって俺、初回でもディープ・パープル掛けてますもんね。
岡村 掛けてましたね。
小出 ディープ・パープルのターム早すぎねえ?っていう(笑)
岡村 (笑)それは俺もよく考えます。この前ユーミンさんかけたのにまた掛けようとしてる、とか。なんかそのバランスは考えます。
小出 いやあディープ・パープルちょっと早すぎるなと思って、ちょっと自粛したんですけど。なので、ちょっと別の角度で。色々考えたんですけど、でもやっぱりなんかイギリスだな。ギターリフっていうと。
岡村 まあそうかもね。
小出 アメリカってちょっともっとパワーコードっぽい感じになるじゃないですか。
岡村 うんうんうん。
小出 だからイギリスだなと思って選んだのが、ミューズ(Muse)の『プラグ・イン・ベイビー』という曲です。
岡村 はい。
小出 で、そのギターボーカルのマシュー・ベラミー、3ピースバンドです。ボーカルのマシュー・ベラミーっていう人がまあギターめっちゃ上手いんですけど、ギターのプレイスタイルというか、もうギターの素体そのものが変わってて。
岡村 うん。
小出 まずメインで使ってるギターに、マンソンっていうメーカーのギターなんですけど、エフェクターが入ってるんですね、もう。ギターの中に。ファズってめっちゃ歪むやつと、フェイザー*11が入ってるんです。それが1個と、で、あともう1個は、あのカオスパッドってあるじゃないですか。
岡村 最近なんかそれつける、小山田君もつけてましたけど。つける人結構いるんですね。
小出 いるかもしれないですね。もう埋め込んでるんですよ、ギターの中に。カオスパッドってこうタッチパネルになってて、そこ触ると、感覚的にエフェクトの掛かり方を操作できるみたいなやつなんですけど。それがもうギター本体についてて、弾きながらギュンギュンギュン……とかってやるみたいな。
岡村 へ~~~。
小出 めちゃくちゃだなあみたいな。っていうプレイスタイルの人なんですけど。まあライブでも、間違いなくこのリフで盛り上がる1曲なので。聞いてもらいたいなと。
岡村 はい。
小出 イギリスっぽいリフです。
岡村 はい。
小出 聴いてください、ミューズで『プラグ・イン・ベイビー』。
小出 はい、ミューズで『プラグ・イン・ベイビー』でした。
岡村 めっちゃ盛り上がりそうですね。
小出 もうすごいですよ盛り上がり。
岡村 フェスとかで。
小出 ミューズすごいのは、まあサビでね、こう客がワーッてなるのは、まあわかると思うんですけど、あのリフの合唱が起きるんですよ。これ珍しくないですか?
岡村 珍しいですね。
小出 今時、ギターリフをお客さんが合唱するってやっぱなかなかねえことだよなあと思って。
岡村 いや~あんま聞いたことないですね。
小出 あのオアシスの『Don't Look Back In Anger』で、サビをもうお客さんが歌っちゃうとか、ああいうシンガロングはまだあるんですけど、リフのシンガロングって。
岡村 あんま聞いたことないですね。
小出 それはやっぱリフが強い証拠だなと思って。
岡村 でしょうね。
小出 ミューズはやっぱそれが起きるバンドなんで。
岡村 へ~~~。
小出 僕もすごい、はい、好きなんです。
岡村 聴いてみます。
小出 はい。じゃあ岡村さんの「ギターリフのかっこいい1曲」。
岡村 僕もね、すごい悩みましたけど~~~、さっきなんか、ねえ?こういうロックっぽくないやつにもしようかなと思ったんですけど、ちょっとフュージョンとかね。でもフュージョンだとリフじゃないでしょって話になって、この曲を選びました。
小出 はい。
岡村 聴いてみましょうか。
小出 はい。
岡村 ビートルズで『Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey』。
岡村 はい。ビートルズで『Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey』でした。
小出 はい。ビートルズすご。
2人 (笑)
岡村 時代感もありますけどね。
小出 う~ん。いやでもやっぱなんかギターリフって、イギリスなんすかね?
岡村 いや、多いんじゃないですか?だってそんなのばっかりじゃないですか。
小出 う~ん。
岡村 『ユー・リアリー・ガット・ミー』*12とか、「レッド・ツェッペリン」とか。
小出 あ、まあそうですよね、まさに。ハードロックにしろ、こういうポップスにしろ、ギターリフ……「ギターでちゃんと全部やっちゃえ」っていう風に思ったのが。
岡村 う~ん。ですかね。
小出 イギリスなんですかね~。
岡村 大元は多分、ブルースとかのフレーズみたいのがあって、
小出 うんうんうん。
岡村 でもなんか大元のそのブルースみたいなやつはフォークギターだったりして。ロバート・ジョンソン*13とか。そういうのを色んなロックアーティストが、エレキギターでリフっぽくやってた……んじゃないですかね。
小出 あとなんか、
岡村 はい。
小出 多分ですけど、想像ですけど、ブルースをやってる人たち、細かいことやるのめんどくさかったんじゃねえかなと思って。
岡村 あ~そうかもしれませんねえ。
小出 (笑)なんかもう、「リフとかいいや」みたいな。なんかレゲエとかって、あの動き見てると、なんかもう結構それの極みというか。「あ、もうめんどくさかったのかな~」みたいなところに、なんか始まりがあるような気がしてて。
岡村 うんうんうん。
小出 だからなんかこう、コードの繋ぎ方だったりとか、あと弾き方だったりとか。もうなんかこう「オルタネイト?*14もういい!」とか。だけど、イギリスの人たちは神経質だから、こういう、「ギターでもっとこう、色々パズル的に楽しもうよ。数学的に楽しもうよ」みたいになったのかなと思って。
岡村 あ~、そういうのあるでしょうね。
小出 国民性みたいなね。
岡村 まあ、発明ですよね。リフが鳴っただけでわーっ!て言われるとか。リフが鳴っただけでなんか来たねみたいな感じ。できたらそれは発明ですよ。だから、そういった良さありますよね、リフって。一発盛り上がりみたいな。
小出 なんかそれまではもしかしたら、ストリングスとかじゃないとできなかったことが、「あ、ギター1本でもこういう風にやりゃできんだ」っていうのが開発されたのがこのロックンロールなのかもしれないですよね。
岡村 だってあの『スモーク・オン・ザ・ウォーター』なんか聞いたら、今はもう大人だから落ち着きましたけど、当時「うわぁーーーー!!!」と思いましたよ。
小出 (笑)
岡村 「うわぁーーー!!!」
小出 「うわぁーーーーー!!!!」って。
岡村 「うわぁーーー!!!」
小出 「かっこいーー!!」って。
岡村 「ロックぅ~!!!」。今はもう大人ですからあれですけど。
小出 大人だからあんまり動かないけど?
岡村 落ち着きましたけど。その気持ちは。
小出 少年時代は?
岡村 少年時代は「あーーーーー!!!」
小出 (笑)
岡村 (笑)
小出 それめっちゃ面白いですね。
岡村 はい。
小出 でもなんか面白いですね、そういうルーツを想像してみると。
岡村 そうですね。
小出 あのわかんないですけどね。合ってるかどうかわかんないですけど、想像してみるとね。
岡村 想像してみるのはいいと思いますね。
小出 はい。ということでお送りしてまいりました。あ、もう今日もあっという間に。
岡村 終わりですか?
小出 終わりの時間が近づいてまいりました。(PREMIUM ONEの紹介)
小出 じゃああの、ということで最後に紹介しましょうか。i-dioネーム、ちひろさんですかね。「毎週欠かさず楽しんでます。毎日聞けるので聞き逃してもチャンスがあってありがたいです。」ここがいいところですよね。確かに1週間毎日聞けるってほんとに。
岡村 そうそうそうそう、毎日聞けますからね。
小出 「いい音で音楽が聴けるのもちろん、岡村さんと小出さんの仲良しトークにニヤニヤが止まりません。お二人がガチ仲良しだからこそのトーク、超貴重です。岡村さんがMCされないので、こんなに喋りが面白い方だとは思ってませんでした。
岡村 うんうんうん。
小出 ぜひお2人がずっと楽しく健康で良き音楽を作っていただきたいので、健康企画と写真企画ぜひお願いします。」
岡村 お~。ありますねえ。
小出 やっぱありましたよ。
岡村 ありましたよ。
小出 ニーズが。
岡村 ニーズがありましたね。
小出 あの~写真企画。僕たちの。
岡村 そうですよ。
小出 まずは岡村さんのエイリアンの卵加湿器と(笑)、僕のエイリアンフィギュア。
岡村 そうそうそうそう。
小出 の入った棚。そして健康への疑問。気圧問題。
岡村 そうですそうです。
小出 あと盲信通信。
岡村 進めていいんだと思います。
小出 進めていきましょう。
岡村 はい、お願いします。
小出 i-dioネームたまさんです。「今岡村ちゃんのツアーで私は何箇所かライブに行ったんですけれども、お二人に質問です。ライブ会場の大きさ・音響・観客のノリで、演じ手側の何かしらは変わるものですか?」ということなんですけど。
岡村 何かしら。
小出 まあなんかテンションとか?なんですかね。
岡村 は~。
小出 会場によって、ステージの立ち方を変えるとかってあります?
岡村 ないっす。ないっすけど、よく思うのは、そのお客さんのパワーで、こうなんか突き動かされるみたいなのはすっごくありますけど。
小出 う~ん。なるほどなるほど。
岡村 そうそう。だからどこ行っても平常心とかっていうよりも、「もおーーー!!」ってパワーを受けて。
小出 こっちも。
岡村 こっちも。みたいなやっぱりその、パワーを受けるみたいのがすごくある。通常以上のパワー?120とか150とか。みたいなことは、よく、ままあります。
小出 僕は逆に、一応ほら、バンドなので。
岡村 はい。
小出 ちょっと違って。フロントマンですけど。
岡村 はい。
小出 なんかその日によって、「もっと盛り上げた方がいいな~」とか。逆に「ちょっと上がりすぎてるなあ」とかっていうのも。
岡村 あ~。
小出 あのコントロールしてるんですね、実は。こっちは。同期がやっぱないので、クリックがないので、テンポが決まってないのがあって。
岡村 逆があるってこと?逆に「ちょっとクールにしてみよう」。
小出 っていうことあります。「わーっ」てなってる時に、お客さんが。で、こっちもわーってなって、結局仕上がりとしては、わーってなって、「熱狂のライブだったぜ!」ってこともあるんですけど、ただ意外と演奏を冷静に聴くと、結構くっちゃくちゃになってたりするんですよ。っていうことがあるんで、じゃあそのわーってなってる時こそ、こっちはちょっと冷静に。
岡村 なるほど。
小出 みたいな。もちろんそれはパフォーマンスっていうよりかは、中の演奏の感じとか。っていうのはやっぱ考えますね。
岡村 ふ~ん。
小出 あとはその会場の、例えば天井がどうとか、あと鳴りがどうとかによって、空調を調整するとか、そういうことも結構マメにやってもらったり。
岡村 あるでしょうね。
小出 やっぱお客さんもね、心地よく見れる環境じゃないと。なんかノれるものも乗れなくなっちゃうんで。暑すぎとか寒すぎとかだと良くないんで。
岡村 微妙ですもんね。その辺ね。
小出 っていうね。結構あるもんですよ。その、演者側にもね。お客さんだけじゃなくて、こちらもあるもんです。
岡村 はい。
小出 ということで、じゃあお別れに、うちのバンドの曲聴いてください。えーとギターリフ繋がりで、うちのバンドのギターリフっぽい曲を聴いてください。
岡村 はい。
小出 Base Ball Bearで『Ghost Town』です。ということでPREMIUM ONE、この時間はBase Ball Bear小出祐介と。
岡村 岡村靖幸でしった。
*1:写真を送らないといけないなあという雰囲気
*2:Base Ball Bear Tour "LIVE BY THE C2"
*3:2016年3月2日、ギターの湯浅氏が脱退。
*4:ギター用語。歌やリードパートの伴奏としてコード中心に演奏すること。
*5:めっちゃ息吐く
*6:1stシングル『I』のことだと思われる。
*7:ジッタリン・ジン / プレゼント ( Jitterin’ Jinn / Present )【MV】 - YouTube
*8:たぶん『明日への手紙』手嶌葵「明日への手紙(ドラマバージョン)」 - YouTube
*9:
*10:ディープ・パープルの超名曲。ディープ・パープル - スモーク・オン・ザ・ウォーター(LIVE 1974) - YouTube
*11:主に音の振動する周期をずらして、元の音と重ねることで、音量が大きくなる部分や小さくなる部分を生み出す。 その結果、シュワシュワとうねった独特のサウンドになる。 音がうねることで強弱が生まれるので、ファンクなどの軽快なリズムの音楽に適している。
*12:ヴァン・ヘイレンの曲。Van Halen - You Really Got Me (Official Music Video) - YouTube
*13:アメリカ合衆国のミュージシャン。アフリカ系アメリカ人。伝説的なブルース歌手として知られ、その後のブルース・ミュージシャンのみならず、ロックやブルース・ロックのミュージシャンに多大な影響を与えた。
*14:ダウンとアップを交互に行う奏法