岡村靖幸さんのラジオ文字起こしブログ

岡村靖幸さんの出演ラジオを文字起こししています。

岡村靖幸・小出祐介(Base Ball Bear) TS ONE selection『PREMIUM ONE』2016年4月11日

岡村 どうも岡村靖幸です。

小出 どうもBase Ball Bear小出祐介です。

岡村 はい~。番組ももうだんだん軌道に乗ってきたんじゃないですか?

岡村 乗ってます。いよいよ。

岡村 乗ってます。

小出 もう~~調子いいですね。

岡村 はい。

小出 (笑)岡村さんも。

岡村 はい。いい感じです。(笑)

小出 (笑)そういう感じで、じゃあ今日もガンガンやっていきましょう。じゃあ岡村さんの曲からまずは。

岡村 はい、岡村靖幸で『彼氏になって優しくなって』っ!。


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小出 (PREMIUM ONEの紹介)

岡村 お送りしているのは岡村靖幸で『彼氏になって優しくなって』でしっ……たっ!

小出 はい。

岡村 はい。

小出 もう4月もね、桜があれじゃないですか。東京とかもう散り散りな時期になってきましたけど。

岡村 う~ん。好きなの桜?

小出 ん~~~。そうでもないですかね。

2人 (笑)

小出 花見とかします?岡村さん。

岡村 あ~~~~~。その年その年によって。

小出 やったりやんなかったり。

岡村 ほぼやってないね。ほぼやってない。

小出 よく言ってますけど、僕お酒飲めないんですけど、ただまぁ花見とかは結構誘われるんですよ。

岡村 うんうんうん。

小出 なんでかって言うと周りにその、子持ちの友達が多いんで、要はじゃあ家族同士で集まって公園で、昼間にですよ?なんか日曜日とかにワイワイやろうよと。ちょっとハイキングめいた花見ですよね、どっちかって言うと。で、なんかこう夜桜とかを見ながらお酒を飲む、みたいなことあるじゃないですか、大人になると。とかは行かれないですか?

岡村 うん。あのね、前に皇居近くで夜桜誘われて行ったことあるんだけど、綺麗すぎて、桜酔いしたねそれは。で、皇居近くなので、なんか禁止されてんですよ、あの~飲食を。

小出 あ~はいはいはい。

岡村 分かります?すっごい綺麗にライティングされて、お堀近くなんですかね?すっごい綺麗なんだけど。で、人も集まってきてるんですけど、めっちゃめっちゃ。でもそこでの飲食は確か禁止されてるから。だからお花見はしてんだけど、みんな飲食はしてないみたいな。飲んだりはしてない。そういう、夜桜で行ったことですごい覚えてますね。

小出 あ~~~、でもそれ、正しいですよね。

岡村 ですかね。

小出 だってお花見って言いながらももう飲むのが目的になってるから。

岡村 ま~そうですよね。

小出 あれ結構本末転倒で。見てんの?っていう。

岡村 そうですよね。

小出 見てるみんな?みたいな。

岡村 そうですよね。(笑)「それをきっかけに何かしたい」みたいなね。それありきでね。

小出 なんか集まる口実じゃないですか。

岡村 うんうん、でしょうね。

小出 なんかね、せっかく綺麗に咲いてるしライトアップしてんだから、なんかもっと風情を楽しめばいいのにね。

岡村 そうですよねえ。

小出 そこでなんかベロ酔いしちゃって宴会やっちゃったら意味ないじゃんとかって思うんですけどね。

岡村 そうですね。確かに。

小出 っていうのを、酒が飲めないやつが言ってるっていう。

岡村 いや、俺もね飲めるんですけどやったことないです、そういえば。

小出 あ、そうですか?

岡村 酒宴って言うの?お酒の宴みたいの。桜の下でやったことはないかもしれません。

小出 なるほど。じゃあ今後、来年ぐらいは。どうすか?

岡村 やる?ちょっと考えてみる。

小出 じゃあ2人でやりましょうか。

岡村 2人でやりましょう。やりましょうやりましょう。

小出 (笑)そういうことで、『PREMIUM ONE』、この時間は岡村靖幸&小出祐介がこだわりの選曲、そして音楽談義をその時の気分で色々やっていきたいと思っております。早速じゃあ今日の気分の1曲を。

岡村 これが1番難しいんですよ選曲で。何が難しいってあの、コンセプトがないからね。

小出 そうですね。

岡村 この1曲っていうのは。僕の場合はやっぱりね、ずーっと、こうiPhoneとかiPodを聴いてる時間みたいのがこう、ある、タイミングがあるんです。その時に流れてて、これ久々「やっぱりいいじゃん」と思った曲を掛けたいと思います。

小出 お願いします。

岡村 スクリッティ・ポリッティで『The World Girl』。


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岡村 スクリッティ・ポリッティで『The World Girl』でした。

小出 めっちゃ発音いいですね。

岡村 はい。

2人 (笑)

岡村 『スクリッティ・ポリッティ』も発音よく言えばよかったよね。

小出 そうなんですよね。

岡村 「スクリッティー・ポリッティーで。」って。不思議なことやるなと自分で思いました。

小出 言いやすいんでしょうね。英語っぽくね。

岡村 かもしれませんね。

小出 はい。えーと僕の1曲。松原みきさんのですね、『女神の右手』という曲なんですけれども。その松原みきさんのオリジナルアルバムのですね、最後のアルバムで『WiNK』ってアルバムがありまして。それが去年ぐらいかな?に、タワレコで復刻されたんですよ。で、それがきっかけで聴いてみたんですけども。で、なんでそこに辿り着いたかっていうと、鷺巣詩郎*1さんのワークスを掘ってて、そこに漂流、漂着したんですよ。鷺巣さんってね、今だとエヴァンゲリオンだったりとか、あとまあ、最新だと進撃の巨人の映画、実写の。

岡村 映画とか、あれですか、アニメとか、劇伴みたいなのをたくさんやっている方ですか。

小出 そうですね、劇伴をたくさん多く手掛けられてるイメージあると思うんですけど、鷺巣さんのその元々の出自と言いますか、出はですね、やっぱAORとかシティポップの周りで。21歳の時にデビューされてるんですけど、それが『EYES』っていうですね、ソロというかリーダー作というか、自分がバンドリーダーとなって作った作品なんですけど。これがまあ和物のブラコンとかの。

岡村 フュージョンとか?

小出 そうですね、フュージョンとかブラコンとかの名盤って言われてまして。で、これがね、また『EYES』がめちゃくちゃかっこいいんですけど。

岡村 へ~、聴いてみよ。

小出 そこから始まって、鷺巣さんの当時のワークスを色々こう掘ってたら、松原さんに到着しまして。で、その先週紹介した浜田金吾さんも松原さん書いてるし。で、先週浜田さん聞いて「あ~なんか『SHŌGUN』*2みたいだねえ」って、言ってたと思うんですけど、あの芳野藤丸*3さんとかも参加してるんですよ。松原さんのに。最近のその鷺巣さんのエヴァンゲリオンとかのワークスで、芳野さんが演奏で入ってたりするんですよ。

岡村 あ、そうなんだあ。

小出 実は結構この辺繋がってて。

岡村 なるほどなるほど。

小出 そういう人たちが手掛けてた、松原みきさんの『WiNK』というアルバムの中から1曲聞いてください。『女神の右手』。


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小出 はい、松原みきさんで『女神の右手』でしたー。

岡村 すごいですね。AORでね。モダン。

小出 いやー、そうなんですよ。音もめっちゃバキッとしてますよね。

岡村 いいよねー、モダンですね。

小出 かっこいいですよね。アレンジメントも本当に日本人じゃないみたいな。鷺巣さんのアレンジがやっぱりすごくかっこいいなと思っております。

岡村 はい。

小出 (TS ONEの紹介)

小出 あの~、じゃあ岡村さんの、例のですね。

岡村 はい。いきなり行くの!

小出 プレゼンコーナーやりましょうか。

岡村 あれね、この番組のメインね。

小出 メイン。

2人 (笑)

小出 謎の、岡村さんの……

岡村 俺はね、懸念してんのが、これがね、プレゼン大喜利で終わることだね。

小出 (笑)なるほど。実現されずに、プレゼン大喜利で終わってしまうんじゃないかと。

岡村 うん。今回も考えてきました。

小出 なるほど。その、あれですね、気配を感じてるってことですね。

岡村 感じてる。

小出 岡村さん、それはなかなか鋭いですよ。

岡村 ほんとに?

2人 (笑)

岡村 今回は、じゃあまたプレゼンしたいと思います。

小出 はい、じゃあお願いします。

岡村 今回はね。

小出 はい。

岡村 まず『詳しくないジャンル研究会』っていうの。これはね?例えば、お互いこう、「あんまり詳しくないよ」と。ラテンとか、例えば……なんでしょうね、アフリカ音楽とか。あんまりこう、明るくない、お互い音楽があって、そしてそれを研究すると。1週間かけて。その結果、「これいい曲じゃん」っていうのを見つけて、お互い1週間に1回発表する。これが『詳しくないジャンル研究会』。

小出 あ~、でもそれはなんか、結構実現されそうですけどね。

岡村 あ!あーあ!あ!いい!?いい感じですか!?*4

小出 はい。これいい感じですよ。

岡村 あ、なんか久々になんか、そうやってペンを走らせてくれましたね?これ走らせない走らせない。

小出 一応ね(笑)

岡村 次ね、『弾き語りコーナー』。これはお互いが、フォークギターや、まあなんでもいいです。持ってきて、月1、2か月に1回、3ヶ月に1回、どっちかが交互で弾き語る。

小出 あーなるほどなるほど。

岡村 思い出のある曲や……

小出 はいはい。

岡村 なんかこう……そういう曲を。

小出 これはもうなんかね、リスナーの方も喜んでいただけそうな気がしますけど。ただこれは、なんか岡村さんに対して僕っていうのはなんか不利なんで、嫌でーす。(笑)

岡村 (笑)はい。じゃあね、まだあります。あとね、この放送は、音がいいんですよね?故に、『これ音いいでしょうコーナー』っていうの。つまり、「この曲音良くねえ!?」みたいなのを、お互い持ち寄って、今週の「こ~れ音いいでしょ!?」ってもう、なんだったら川の音でもいいです。なんでもいいから、「これ音よくない!?」っていうのを、持ってくる。音の良さで迫ろうという。

小出 あーなるほど。もうそれもなんかアリですね。

岡村 アリですか。この放送に合わせて。

小出 川の音って(笑)どういうことですか。

岡村 チョロチョロチョロチョロチョロって。だからSEですね。なんでもいいです。

小出 あ、SEね。めっちゃリアルなSEってことですね。でもそれはね、僕確かにありますよ。なんかあんまり、曲としてはそこまで聴いてないんだけど、音がすごいから聴いてるとかってありますね。

岡村 あるでしょうね。

小出 ありますあります。それも全然アリですね。

岡村 あと、これどうなんだろ……俺ね、なんか小出くんの番組とか見てると、よくなんか怖い映画の話とか。

小出 してますね。

岡村 よく話してんですよ。で、考えたのが、これはでも、放送なので。自分が体験したりとか自分が聞いた話の、超~怖い話。『超怖い話マックス』っていう。「これは、これ以上怖い話ないよ。マックスだよ!」っていう話をお互いに持ち寄る。「これは実話なんだけど……」とか。

小出 それは面白いですけど、あの、結構曲削んないとできないですね。

岡村 ほんとですね、長いからね。

小出 高音質で怪談を届けるってわけでしょ。

岡村 (笑)そうです。まあでもちょっと聞いてみたかったですね。怖い話すごい好きだから。

小出 まあありますよ。僕、鉄板のやつあるんで。

岡村 でしょうね。

小出 じゃあ夏とかにちょっと考えときますね。

岡村 ちょっと考えといてください。

小出 なんかほらホラーものの、音にまつわる何か。

岡村 一考願います!!!

小出 はい。

岡村 次ですね、『ムーブメントシリーズ』。

小出 ムーブメントシリーズ?

岡村 つまりねこれはね、この前ちょっとブリットポップの話しましたけど、ブリットポップというムーブメントがあったりとか、ハードロックとかヘビメタのムーブメント、ああいうこう、ムーブメントがあるでしょ。そういうムーブメントについて、小出くんなり僕が語って、「こういうムーブメントがあった」と。で、代表曲を1曲、みたいな。ムーブメントについて語る、そういうシリーズ。

小出 これはもうかなりタイトでいいですよ。これ全然実現するでしょ。

岡村 小出くんは得意そうだしね。こういうの。

小出 まあなんか体系でね。話すのが得意なのでね。

岡村 そう。すっごいうまいよね。あとですね、これ最後なんですけど『詞がとってもいい曲』。「こ~れ詞がすっごいいいっすよ!ものすごいっす!」っていう。「これ詞がいい!」って曲を、お互い選んで、やるっていうコーナー。詞がいい。

小出 これ全然いいですね。岡村さんすごいじゃないですか。

岡村 今日プレゼン、どうですか!

小出 今日だから、『詳しくない研究会』、『弾き語り』、『高音質』、『怪談』、

岡村 『怖い話マックス』ね。

小出 『ムーブメントシリーズ』、『詞』。

岡村 『詞』!

小出 だから……6つ?

岡村 6つ。

小出 6ついただきまして、弾き語りが?

岡村 これダメなんだよね。

小出 そうです、あの、僕が不利なんで。

2人 (笑)

小出 で、ヤダっていうだけで。ほか5つは全然実現可能ですよ。

岡村 ほんとに?ちょっと考えてくれますか?ちょっとあの……前向きに。

小出 前向きに検討しましょう。

岡村 前回のやつも、あれね?入れてだよ。全体に、「これはいいよ」というのを発表してもらえると、前に進みますよ。

小出 (笑)

岡村 (笑)大喜利じゃなくなっていく。

小出 あ~なるほどね。まあそれは全然いいですよ。

岡村 はい。

小出 未体験ゾーン以外はやれると思いますんで。

岡村 (笑)がっつり断られたからね。

小出 (笑)でもいいご提案いただけました。

岡村 いい?ほんとに?

小出 うん、はい。

岡村 建設的に考えてもらえますかっ!!!

小出 ……いいとも!!

岡村 (笑)

小出 (笑)ありがとうございます。

岡村 はぁいっ!!!

小出 じゃあ続いてはですね、お題の選曲で。今回のお題はですね、『気合を入れたい朝におすすめの1曲』ということで。

岡村 は~~~これ難しかったね。さっき決めたから俺。最終的には。

小出 でもあの、前回の山よりは。

岡村 うん。山よりは。全然はっきりしてます。

小出 まだ行きやすいんじゃないでしょうかね。はいじゃあ岡村さんの。

岡村 はい、僕から行きますか。じゃあモトリー・クルーで『ドクター・フィールグッド』。


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岡村 モトリー・クルーで『ドクター・フィールグッド』でした。

小出 ね~~……面白いですよね。

岡村 面白い。(笑)

小出 なんかあんまりこう、意識してモトリー・クルー最近聴いてなかったんで。

岡村 うんうん。

小出 久々にやっぱガッツリ聴くと面白いですね。

岡村 俺も久々聴きました。

小出 面白いですね。

岡村 面白いですね。

小出 確かに朝感あるし。

岡村 (笑)「行けーー!!!」みたいなね。

小出 (笑)「朝だぞこの!!」っていう感じがね、ありますね。

岡村 そうですね。

小出 じゃあ僕の選曲いきたいと思うんですけど。僕は口ロロのですね、『ヒップホップの経年変化』という曲なんですけど。

岡村 これ朝起きで?僕も好きな曲ですけど、朝起きですか。

小出 ですね。なんか、あの~リズムもそうなんですけど、リリックがなんか、いいって感じですかね。

岡村 いいですよね。俺もすごいいいと思って。プロモーションビデオもかっこよくなかったですか。

小出 あ、かっこいいですよね。あの~せいこうさんの。

岡村 字が出てきてね。

小出 なんかやっぱねえ、あの「経年変化が最強の進化」っていう、このフックが。

岡村 そうっすねえ……

小出 すごい。

岡村 経年変化だからね。

小出 年を取ることこそが、進化だと。それは劣化じゃないんだっていうね。って感じで聴いていただきたいと思います。口ロロで『ヒップホップの経年変化』。


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小出 はい、口ロロで『ヒップホップの経年変化』でした。

岡村 うん、かっこいいですね。

小出 もうやっぱね、リリックがいいですね。「経年変化が人生の金貨」。あとね僕すごい好きなフックがあって、それが「みんな名人、it's amazing!」。

岡村 ははは(笑)いいね。

小出 で、その後この振りがあって、「志ん生 山城少掾(やましろのしょうじょう) 垣間見せた己の頂上」って。これだから、落語の名人と、あと浄瑠璃の……人形浄瑠璃の名前で韻を踏むって。名人で韻踏むっていうのが(笑)。人名で韻踏むのとかなんかすごい高まるんですよね。

岡村 わかるわかるわかる。

小出 この部分がね、聴きたくていつもこの曲です。

岡村 へ~~~。

小出 すごい大好きな曲です。

岡村 かっこいいですねこの曲は。

小出 じゃあこの辺でちょっとまたメールをご紹介したいと思うんですが。シロクマクリームさん。

岡村 うん。

小出 女性、主婦の方です。「岡村さん小出さんこんにちは。

岡村 こんにちは。

小出 私はベイべ歴1年生の主婦です。

岡村 う~ん!

小出 ライブでは一切されない謎のベールに包まれた岡村さんのトークを楽しみにしております。」と。そう、ずっと聞きたかったんですけど、なんでライブでMCしないんですか?

岡村 あんま得意じゃないんですよね。やってた頃あるんだよ。

小出 昔は?

岡村 うん。デビューしたばかりの頃は。でもあんま得意じゃないなと思ってやめちゃいましたね。

小出 いつの頃からやめたんですか?

岡村 2年目……3年目、結構早く。すぐにやめちゃった。

小出 あ、そうすか。

岡村 うん、あんま得意じゃないな~と思って。

小出 MCをやめて、で、それ以来マニピュレーターの人に任すっていうのが代々じゃないですか。今もう白石さんで何代目ぐらいなんですか。

岡村 かなり経ちますよ。6代目、7代目……?そんなにいってないかな。

小出 (笑)

岡村 まあ少なくとも4、5代目。

小出 じゃあマニピュレーターさんは、岡村さんの制作だったりとか、あとライブの……要はセットの構築だったりとかの、仕事もできなきゃいけないし、あと喋れなきゃいけないっていう。

岡村 そうですね、あとそのバンドの中で、結構新人の人がやるんですよね。新しめの人が。

小出 あ~そうなんですか。担当すると。

岡村 フレッシュな人。

小出 あの、僕が以前岡村さんのライブに『愛おしゃ』で出させていただいた時も……

岡村 あ、喋ってたね!

小出 結局僕と白石さんのMCみたいな。

岡村 喋ってたね。

小出 そうそうそう。岡村さんはずっと座って聞いてるみたいな。「これ何なんだよ!」と思いましたけどね。(笑)

岡村 ほんとですよね(笑)

小出 「なんだこれ!」と思いましたけどね。でもいいじゃないですか、たまにはね。だからこの番組でリハビリしてくださいよ。もっと。

岡村 はい。できるかな?最近安室ちゃんも喋らないらしいよ。

小出 ずっと喋らないですよね、安室さんも。

岡村 うん、らしいよ。

小出 なんかスケッチブックかなんかに、こう書いて出したりとかするんですって。それぐらいいいんじゃないですか?「ありがとう」みたいなね。

岡村 ねえ。ちょっと考えましょうか。

小出 それいいんじゃないですか?はい。じゃあ続いてのお題に行きたいと思うんですけども、『カラオケの十八番』。

岡村 これも難しいねえ……

小出 これ、岡村さんとは結構カラオケ行ってますね、僕。

岡村 何回か行きましたね。

小出 うん、何度か行ってますね。で、その度に岡村さんのレパートリー結構……

岡村 (笑)十八番感あるからね、僕は。

小出 ありますね。

岡村 結構パターン化されてるでしょ。

小出 ですよね。あ、「これ歌いたいんだな」っていう。

岡村 これも行くんだあれも行くんだ、じゃなくて、結構パターン化されてる。

小出 ですねえ。いつも同じおかず食べたいみたいな。感じですね。カラオケになると(笑)

岡村 そうそうそう。

小出 じゃあまず僕から行っていいですか?

岡村 はい。

小出 先週岡村さん、槇原敬之さん紹介されてましたけど、今週は僕が紹介する番になりましたね。槇原敬之さんで『LOVE LETTER』という曲なんですけど。この曲、『UNDERWEAR』っていうですね、96年のアルバムの1曲なんですけど、僕このアルバムが一番好きなアルバムで。このアルバムの直前に、全編英詞のちょっとダンスミュージックぽい曲をやられてた後のアルバムなんですけど。それがね、すごいいいアルバムですよ。なんかこう何ですかね、ちょっと「センシティブな青年」っていう感じのイメージからちょっと「男らしい」というか、ちょっと「男の子っぽさ」っていうのがこう、出てきた作品で。やっぱファンの方でもこのアルバムすごい好きっていう方多くてですね。

岡村 あ、ほんとに?聴いてみよ。

小出 その中でもすごい人気の1曲です。で、僕これカラオケで行く度にずっと歌ってたんですけど、なんでかって言うと、槇原さんの曲歌いたいんだけど、難しいんですよ。

岡村 あ~難しそうだね。

小出 難しいしキー高いんですよ。

岡村 高いよね。

小出 だから全然歌えなくて、っていう中で、やっと見つけた僕でも歌える曲ってので、昔から……

岡村 十八番なんですね。

小出 そうです。歌ってきた、という曲です。それでは聞いてください。槇原敬之さんで『LOVE LETTER』。


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小出 槇原敬之さんで『LOVE LETTER』聞いていただきました。じゃあ続いて岡村さんのカラオケの十八番。

岡村 うん、これはね、もうよく歌って……(笑)歌いすぎなんですけどね。

小出 まず聞いていただきましょうか。

岡村 聴いてみましょうか。ビリー・ジョエルで『素顔のままで』。


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岡村 ビリー・ジョエルで『素顔のままで』、Just the Way you areですね。

小出 これまた英語で言いましたね。

岡村 ねえ!

小出 発音よく。

岡村 2つ書いてあったから。『ビリー・ジョエル』は普通に言ったけどね。

小出 ね、普通に『ビリー・ジョエル』って言ったのに。

小出 この曲をすごい岡村さんが歌ってるの、僕めっちゃ映像としてよく見てるんですけど。

岡村 うんうん。

小出 あの~すごい印象的だったのが、以前僕と、岡村さんと、あとチャットモンチーのアッコと3人で、前に飲んでた店があって「じゃあ2軒目行こう」って言って、アッコに「どっか店知らない?」って言ったら、連れてかれたそのスナックが、

岡村 スナックですねあれはね。

小出 カウンターしかないところで、結構老舗で。

岡村 場末感があるね。

小出 そうそう。白髪のマスターが1人だけ……

岡村 あ~いたかも……

小出 なんかあの……魔の巣*5みたいな感じの(笑)

岡村 (笑)

小出 笑ゥせぇるすまんの(笑)なんかあんな感じのお店で。で、カラオケがありますと。それでじゃあ岡村さんが「じゃあ歌おうよ」とかって言って、で、3人でこう1曲ずつ歌ってくみたいな感じでやってったんですけど。で、その時に、岡村さんが何曲目かにこれを歌ったんですね。で、あの店のカラオケのシステム的に、あんまり大きい音出せない。だから、店の音量とかも控えめだし、マイクの音量とかも結構控えめなんですよ。で、なんだけど、岡村さんはもう気持ちよく歌いたいから、ガンガン「上げて」とか言って、音量の小競り合いをまず、マスターとしてたんですよ結構。

岡村 (笑)覚えてないな(笑)

小出 覚えてないかもしれないけど。で、結構小競り合いしてて、で、ちょっと上がってちょっと下がって、またちょっと上がってちょっと下がって、

岡村 (笑)攻防があったんですね。

小出 そう、攻防があったんです。で、あった中で、結構最大音量まで来たなっていうところでこれをドロップしたんですけど。

岡村 (笑)「ここだ!」と思ったんだろうね。

小出 そうそう、「ここだ!」っつって、これが挟み込まれたんですけど。

岡村 そうですね、確かに俺にとってのキラーチューンだもん。

小出 キラーチューンなの(笑)それで、多分気持ちよくなりすぎて岡村さんが。まあお客さんも俺ら3人しかいなかった。3人しかいなくて、で、最初はマイクで歌ってたんですけど、だんだんもうマイクが多分煩わしくなってきて、マイクなしで、しかもそのカウンター越しの向こうのマスターに向かって歌いだして。

岡村 (笑)「聴け!」と。

小出 もうマンツーマンでマスターに向かってもう「うわ~~~!」って歌ってるんですよ。なんだけど、マスターは全くそれに動じてないの。

岡村 (笑)ノーリアクション。

小出 ノーリアクションで(笑)もうずっとコップをキュッキュッキュッて拭いてるみたいな。で、岡村さんが「じゃすとざうぇいゆあ~~!」ってうわ~~!って歌ってるんだけど、マスターはキュッキュッキュッって。それが「なんだこれ!」って言って、俺とアッコはめっちゃ面白かった。

岡村 面白いね~~~、全く覚えてないけど。(笑)

小出 (笑)

岡村 そういうことあったかも。

小出 そうなんですよ。いやこれ楽しかったです。

岡村 メンツもね!3人って珍しかったし。この3人ってね。

小出 この3人で行くのも珍しいし、行った店も珍しかったし。

岡村 ね。あれ以降行ったの?あの店。

小出 行ってないです行ってないです(笑)

岡村 行ってない?

小出 うん、行ってないです。

岡村 そっかそっか……

小出 じゃあまたカラオケ行きましょうね。

岡村 行きましょう行きましょう。

小出 はい。岡村靖幸さんと僕Base Ball Bear小出祐介がお送りしてきた『PREMIUM ONE』。今日もお別れの時間がやってまいりました。

岡村 来ましたね、はい。

小出 今回はもうプレゼン企画もたくさんやっていただきましたし。

岡村 はい。

小出 岡村さんの……

岡村 なんか建設的な話聞けましたね。

小出 あ、そうですね。

岡村 アリかもよ?みたいなね。

小出 でも引き続き大喜利の答えはちょっと、募集してます。岡村さんから(笑)

岡村 わかりました。はい。頑張ります。

小出 じゃあ次回もよろしくお願いいたします。(PREMIUM ONEの紹介)

小出 じゃあ最後は僕たちの曲を聴いていただきたいと思います。

岡村 はい。

小出 Base Ball Bearで『どうしよう』。


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岡村 ということで『PREMIUM ONE』、この時間は、岡村靖幸と。

小出 Base Ball Bear小出祐介でした。

岡村 うい~。

*1:笑っていいとも!の楽曲群や、『ふしぎの海のナディア』以降の庵野作品のほぼ全てのアニメ作品の音楽監督を担当している作曲家。

*2:俺たちは天使だ!」「探偵物語」の音楽を担当。「男たちのメロディー」が大ヒット。

*3:SHŌGUNの中心メンバー。

*4:これまでの4回の中で1番テンションが高い瞬間の岡村ちゃん

*5:笑ゥせぇるすまんに登場する裏路地にあるバー。喪黒福造が常連客としてよく飲んでおり、ここに“お客様”を連れて商談やサービスの提供を行なう事も多い。